
◆あらすじ
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塔夜水咲(とうや みさき)は、名門校と呼ばれる私立藍ヶ丘学園に通う女子学生。
幼い頃に両親を亡くし、一時的に施設で暮らしていたのだが、子供のいない夫婦に引き取られて養子になった。
心優しい養親に育てられた水咲は、幼なじみの瓜生一穂(うりゅう かずほ)・双葉(ふたば)姉妹らと充実した日々を送っているのだが、
ひとつだけ気になっている事があった。
それは、生き別れた妹のこと。
水咲は双子で、氷花(ひょうか)という妹がいるのだが、水咲より先に別の家庭に養子として引き取られていき、それ以来会っていない。
きっと、自分と同じように幸せに暮らしているはず。
そう信じ、いずれ養親の面倒も見られるくらいになったら、氷花を探してみようと思っていたのだが……。
再会の日は突然やってきた。
ある日。
学園に転校生がやってくる。
その転校性が生き別れた妹の氷花だった。
思いがけない再会に喜ぶ水咲。
そんな水咲とは対照的に、戸惑う氷花。
その様子が気になった水咲は、氷花が引き取られた先を調べてみる。
氷花の養父は「キジマシステム」という大きな会社の社長だった。
幅広く展開している大きな企業なのだが、黒い噂も飛び交っていて、なんとなく不安になる水咲。
そして、その不安は的中してしまい、水咲は絶望的な真実を知ってしまう……。
キャラクター
どんなときでも前向きで優しいお姉ちゃん
塔夜 水咲(とうや みさき) CV:星宮リリィ
私立藍ヶ丘学園2年生。帰宅部。
明るく人見知りをしない性格で、距離感を掴むのが上手く、人と仲良くなるのが早い。
氷花とは双子なのだが、幼い頃に両親を亡くした後、違う家に養子として引き取られ、別々に暮らしてきた。
暖かく育ててくれた養親だが、養父は病で亡くなってしまい、養母も病気を患った後、リハビリをしながら養護施設で暮らしている。
そのため、現在は一人暮らし。
「またいつか、一緒に暮らせたらいいよね」
物静かで感情を表に出さない妹
貴嶋 氷花(きじま ひょうか) CV:猫田みけ
私立藍ヶ丘学園2年生。美術部。
水咲の双子の妹。
感情の起伏が小さめで、表情を大きく変えることがほとんどない。
自分の意見を口にすることは少なく「何を考えているのかわからない」と言われることも多い。
幼い頃に貴嶋家に養子として引き取られ、水咲とは別々に育ってきた。
「私は、大丈夫だから……放っておいて」
面倒見の良く慕われている、ホッケー部キャプテン
瓜生 一穂(うりゅう かずほ) CV:藤崎紗矢香
私立藍ヶ丘学園3年生。ホッケー部キャプテン。
落ち着いた性格で面倒見が良く、同級生や後輩たちから頼りにされている。
部ではキャプテンで、チームのポイントゲッターとして活躍している。
父は、規模は小さいけれども技術力で有名な町工場の社長。
家は塔夜家と近所で、水咲とは幼いころからの付き合い。
「まあ、みんな私の妹みたいなものだからね」
元気に周りを明るくする、年下のムードメーカー
瓜生 双葉(うりゅう ふたば) CV:星空ユメ
私立藍ヶ丘学園1年生。菓子研究部。
一穂の妹。
一穂と同じく水咲とは姉妹のようにして育った。
姉の一穂とはまったくの正反対で、やんちゃな性格。
何事もやる気を出すまでに時間がかかるけれども、やればできる子。
「疲れた時は甘い物が一番だよ。はい、食べて食べて」
すべてを受け入れて生きる美人秘書
百合本 由奈(ゆりもと ゆな) CV:東シヅ
株式会社キジマシステム・社長秘書。
貴嶋家に住み込みで、プライベートの世話も兼ねている。
短大卒業後、別の会社で社長秘書をしていたのだが、
諸事情あってキジマシステムの秘書になり、貴嶋家で暮らすことになった。
落ち着いた性格で、感情的になることはほとんど無く、どんな相手でも分け隔て無く接する。
「わかりました……仰せのままに」
貴嶋 徳則(きじま とくのり)
株式会社キジマシステム代表取締役社長。
氷花の養父。
剛腕社長と呼ばれていて、敵も多いが信者も多い。
「世の中は金が全て」「英雄色を好む」が持論。
貴嶋 徹(きじま とおる)
株式会社キジマシステム役員
徳則の長男・氷花の義兄。
次期社長として、現在は徳則について仕事をしている。
父に似たやり口で、剛腕2世と呼ばれている。
貴嶋 陸(きじま りく)
私立藍ヶ丘学園1年生(転校生)
徳則の三男・氷花の義弟。
徹が次期社長になるため、特に責任のある立場になる予定も無く自分勝手に過ごしている。
わがままに育ち、人の言うことを聞かない問題児。
氷花と一緒に藍ヶ丘学園に転校してくる。

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